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はちみつが固まる原因はブドウ糖にあり!【保管方法と湯煎による戻し方を解説】

はちみつはなぜ固まるのか
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んにちは!Maruです。

いきなりですがこんなお悩みはありませんか?

  • 「はちみつを使おうと思ったら、容器の底の方で白く固まってしまっていて出てこない!」
  • 「はちみつをもとの滑らかな状態に戻したいんだけど、電子レンジって使えるの?」

などなど、はちみつを使おうと思ったタイミングで、固まってしまって出てこずに困ったという経験のある方は多いのではないでしょうか?

特に、気温が低くなる秋から冬にかけてはちみつは固まりやすくなるため、毎年頭を悩ませてしまうことでしょう。

そこでこの記事では「白く固まってしまったはちみつを元のなめらかな状態に戻す方法」を解説します。

この記事を読めば、
「はちみつがなぜ固まってしまうのか」その特性を知った上で、湯煎をしても栄養を損なうことなく美味しくはちみつを食べる方法を知ることができます!

実は、はちみつの種類によって固まりやすさは変わります。

そして、固まることは「本物のはちみつ」である証拠ともいえます!

本物のはちみつを味わってみたい方はこちらの記事におすすめをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは一緒に学んでいきましょう!

この記事の作成者profile

新卒で入社した会社で、はちみつカフェの運営・飲食店の立ち上げを経験。はちみつの知識だけでなく、集客やグルメサイト改善などのマーケティング知識を学び、養蜂園との業務提携や商品開発等を行った。
年間100冊以上本を読む読書好き。
人生のモットーは『自由とゆとりが人生の選択肢を増やす』

目次

はちみつが白く固まる理由

はちみつが固まり、白い塊になってしまうことを「結晶化」と言います。

実は、結晶化は寒くなってくる秋頃から冬にかけて起こりやすい現象であることを知っていましたか?

なぜならはちみつの結晶化は、はちみつに含まれるブドウ糖が気温の変化によって固まることで起きる現象だからです。

元に戻す方法を先に知りたい方は、「固まってしまったはちみつを元に戻す方法」からご覧ください。

はちみつが結晶化するポイントをまとめると以下の2つです。

  • はちみつに含まれる「ブドウ糖」の割合が多い
  • 気温が一定以下に下がること

それぞれ解説します。

はちみつに含まれる「ブドウ糖」の割合が多い

まずははちみつが持つ栄養素からはちみつが固まる理由について解説します。

はちみつには150種類以上の栄養素が含まれていると言われており、中でもエネルギーの素となる糖質が大きな割合を占めています。

そして、はちみつに含まれる糖は「果糖」と「ブドウ糖」があり、特にブドウ糖は結晶化しやすいのです!

ブドウ糖といえば、白い塊の状態で売っているのを見たことがある方もいらっしゃると思います。

まさにあの固まった状態がはちみつでも起きていると考えていただくとイメージしやすいかと思います。

では次で、ブドウ糖が結晶化しやすい条件について解説します。

気温が一定以下に下がること

次に、はちみつに含まれるブドウ糖が結晶化しやすい条件を解説します。

実はブドウ糖は、気温が下がることで結晶化するという特徴があります。

その気温がだいたい14~16℃と言われており、気温が一定以下になることで少しずつ結晶化が始まり、寒くなるほどに結晶化は進みます。

だからこそ、気温が低くなる秋頃から冬にかけてはちみつの結晶化が起こり、はちみつが固まりやすくなるのです!

らいおんくん

はちみつが固まるのは「ブドウ糖」が「気温の低下」によって固まるからだったんだね!

固まってしまったはちみつを元に戻す方法

ここまでで、なぜはちみつが結晶化するのかを理解していただけたかと思います。

しかし、「溶かすだけなら電子レンジでチンしたら早いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ここだけの話、私も最初はそう思ってました(笑)

そこでまずは、はちみつを電子レンジで溶かす方法のデメリットについて解説してから、湯煎による方法を解説します。

電子レンジを使う方法はNG!

電子レンジを使った方法がNGである理由を解説するために、まずははちみつの特性について解説します。

実は、はちみつに含まれる「ビタミン」や「酵素」は熱に弱く、加熱によってその成分が失われていくのです。

割合としては、10℃の加熱で約10%が破壊され、60℃以上の加熱でほとんどの栄養素が失われると言われています。

だからこそ、水分を沸騰させて加熱する「電子レンジ」を使った方法は、はちみつを過剰に加熱してしまうため使用するべきではないでしょう。

らいおんくん

せっかくはちみつを食べるなら全部の栄養素を摂った方がいいからね!

ちなみにスーパーなどで安く販売されている中国産のはちみつは、生産加工の段階ではちみつに加熱処理を行っているために、はちみつ本来の栄養素がほとんど抜け落ちてしまっていると言われています。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

固まったはちみつを湯煎で溶かす

はちみつの栄養素を保ったまま元のサラサラな状態に戻すためには、低めの温度での湯煎がおすすめです!

具体的な手順は以下の通りです。

STEP
鍋底に置いた小皿の上に、容器の蓋を外したはちみつを容器ごとのせる

ここでのポイントは、はちみつが入った容器を鍋に直接当てないこと。
ご家庭にある深めの鍋を使うのがおすすめです!

STEP
はちみつの高さと同じになるまで水を入れる

はちみつが浸かっていないと効果がないので注意!

STEP
50~60℃にお湯を加熱し、湯煎する

※温度を上げすぎると、はちみつの栄養素が失われてしまうため弱火でゆっくり温度を上げましょう!

STEP
お湯がぬるくなったら加熱し、溶け切るまで湯煎を繰り返す

湯煎で元に戻す方法のポイントは湯煎の温度です!

湯煎によって、はちみつの温度を少しずつじっくり上げることで、はちみつの栄養素を損なうことなく溶かすことができます。

らいおんくん

手間はかかるけど、大切なはちみつの栄養を損なうことなく、美味しく食べるためにもぜひやってみてね!

はちみつを結晶化させずに保存するポイント

「そもそもはちみつを結晶化させないためにはどうやって保存したらいいの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

そこでここでは、はちみつを保存する際のポイントを解説します。

はちみつを保存するポイントは以下の2つです。

  • 気温変化の少ない場所で、直射日光を当てず常温で保存する
  • 振動が伝わりにくい場所で保存する
らいおんくん

はちみつを冷蔵庫で保存するのはNG!
「温度変化が少なく」「直射日光の当たらない場所で常温保存」する必要があるよ!

また、振動によっても結晶化が進みやすいので、保管場所を選ぶ際の注意点として覚えておきましょう!

しかしどれだけ注意して保存していても、寒くなる季節には結晶化してしまう場合があります。

そこで次では、固まってしまったはちみつをそのままでも美味しく食べる方法を解説します。

固まったはちみつのままでも美味しく食べる方法

容器内で結晶化したはちみつは取り出しにくく、「食べれるのかどうかもわからないし、使うのはやめておこう」という理由で捨ててしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は固まってしまったはちみつは、そのままでも変わらず美味しく食べることができるのです!

もちろん湯煎することで少しずつ組成は破壊されてしまい、残念ながら完全な状態のはちみつではなくなってしまいます。

しかし、結晶化したからといって味わいに何か変化があるわけでもなく、むしろしゃりしゃりとした食感を楽しめます!

以下でおすすめの食べ方について2つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

食感を活かしてトーストにつけて食べる

unsplash

はちみつ好きの中にはその食感が好きで、「トーストに付けて食べてます!」という方もいるようで、あえて結晶化しやすい種類のはちみつを選ぶ方もいるほどです。

いつもと一味違ったはちみつを楽しみたい方におすすめです!

温かいドリンクに溶かし入れて飲む

unsplash

温かいドリンクに溶かし入れてしまうことで、固まっていても関係なくはちみつを楽しむことができます。

おすすめはレモンティーにはちみつと生姜を加えて、身体を芯から温めることです!

詳しいレシピをこちらの記事で紹介していますので是非ご覧ください!

固まりにくいはちみつの種類

最後に、固まりにくいはちみつを紹介してこの記事を終わりにしようと思います。

上で述べたように、はちみつが固まってしまう原因はブドウ糖の割合が多いことにあります。

つまり、ブドウ糖の割合が少ないはちみつを選ぶことで結晶化に悩まなくてすむようになるのです!

次で具体的なはちみつの種類を紹介します。

アカシアはちみつ

ブドウ糖が少ないはちみつとして有名なのが「アカシア」はちみつです。

アカシアはちみつの特徴として、果糖の割合がブドウ糖よりも多く、気温が下がっても結晶化しにくいため、いつでも滑らかな状態を保てます。

また、すっきりとした味わいで、香りも上品なことから人気の高いはちみつの一つです。

結晶化しないという理由だけでなく、味わいの面からもおすすめのはちみつなので、是非一度試してみてくださいね!

ニセアカシアの花

加熱・加工処理されているはちみつも固まりにくい

もう一つ、固まりにくいはちみつがあります。

それが、人の手が加えられたはちみつです。

具体的には、「加熱処理」や、「水飴などで糖度や水分量を調整」したはちみつのことを指します。

しかし、このように言ってもなかなかイメージが湧きづらいかと思いますので、より具体的にいうと、
「スーパーに売っているはちみつのほとんど」が人の手が加えられたはちみつです。

これらのはちみつが固まりにくい理由は、「加熱によって栄養成分が損なわれているから」や、「混ぜものがされているため、ブドウ糖の割合が低くなっている」などがあげられます。

「固まりにくいなら便利でいいのでは?」と思われるかもしれませんが、人の手による加工が加えられたはちみつはおすすめできません!

詳しくはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

まとめ:固まってしまったはちみつは湯煎で美味しく元通り!

いかがだったでしょうか?

はちみつが固まる原因と対処法から、はちみつの特性までを一気に理解していただけたかと思います。

  • はちみつにはブドウ糖が多く含まれており、気温の低下によってブドウ糖が結晶化することで固まる
  • はちみつのビタミンや酵素などの栄養素は加熱によって失われ、約70℃の加熱でほとんど消失する
  • もとのサラサラな状態に戻すには、低温でじっくり湯煎がおすすめ
  • 固まった状態のはちみつも、栄養素や味わいは変わらないため、そのままで美味しく食べることができる

実はスーパーなどで市販されているはちみつも、人の手が加わっていることで固まりにくいものが多いです。

しかし、人の手が加わっていることは必ずしもいいことではなく、むしろはちみつの品質を悪くしていることも多いので注意が必要です。

はちみつについてより詳しく知り、自分に合った美味しいはちみつを選べるようになりましょう!

はちみつが固まる理由に関するQ&A

はちみつが白く固まってしまった!これってまだ食べれるの?

食べれます。そのままでもしゃりしゃりとした食感でトーストやヨーグルトに入れるといつものはちみつとは一味違った食感が楽しめるのでおすすめですよ!

固まったはちみつを元に戻すにはどうしたらいいの?

固まってしまったはちみつには湯煎をするのがおすすめ!この時、温度を上げすぎないように50~60℃くらいの温度で湯煎をしましょう。

大切なのは正しい知識を持つこと

私自身、人から、本から多くのことを学び、価値観が180°ガラッと変わった経験があります。

『選択肢は一つではない』ということを知ることで、選択の基準や新たな学びのきっかけになれたら幸いです!

こうして情報発信をすることで一人でも多くに人に知ること・学ぶことのきっかけを作ってもらえるように記事を書いていきますので、よかったら他の記事も見て見てください!

それではまたお会いましょう!

参考文献・記事

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この記事の作成者profile

新卒で入社した会社で、はちみつカフェの運営・飲食店の立ち上げを経験。はちみつの知識だけでなく、集客やグルメサイト改善などのマーケティング知識を学び、養蜂園との業務提携や商品開発等を行った。
年間100冊以上本を読む読書好き。
人生のモットーは『自由とゆとりが人生の選択肢を増やす』

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