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いいことだけじゃない!?誰も言わない知られざるはちみつのデメリットをわかりやすく解説

はちみつのデメリットとは
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んにちは!Maruです。
この記事はこんな悩みや疑問をもつあなたにおすすめ!

  • はちみつには健康や美容に数多くのメリットがあるけど、デメリットはないの?
  • 国産のはちみつであれば安心なんだよね?

はちみつは甘くておいしいだけでなく、料理やお菓子、美容品や日用品にも使われるほど用途の広い食品です。

しかし、一見完璧に見えるはちみつにもあまり知られていない問題点は存在するのです!

そこでの記事では、
「はちみつのデメリットに注目し、関連するさまざまな問題」について解説します。

この記事を読めば、
はちみつを含む糖のデメリットについて知り、さらにはちみつ・ミツバチに関係するさまざまな問題についても知ることができます。また、誰も触れてこなかったはちみつのデメリットを知ることで、はちみつや糖についてより詳しくなったうえで自分は何を選ぶのか、決めることができるようになると考えています!

難しい問題にはなりますが、できるだけわかりやすく解説していきますので、ぜひ一緒に考えていきましょう!

それでは早速見ていきましょう!

この記事の作成者profile

新卒で入社した会社で、はちみつカフェの運営・飲食店の立ち上げを経験。はちみつの知識だけでなく、集客やグルメサイト改善などのマーケティング知識を学び、養蜂園との業務提携や商品開発等を行った。
年間100冊以上本を読む読書好き。
人生のモットーは『自由とゆとりが人生の選択肢を増やす』

目次

はちみつも砂糖も同じ直接糖

はちみつの問題点一つ目は、はちみつも砂糖も「直接糖」という同じ性質をもつ糖であるということです。

皆さんは「直接糖」という言葉を知っていますか?

なかなか耳にする機会も少ない言葉だと思いますので順を追って説明していきます。

直接糖と間接糖とは?

まず、私たちが口にしている糖質は「直接糖」と「間接糖」という2種類に分かれています。

それぞれについて簡単にまとめると、以下の表のようになります。

直接糖直接糖は精製された物で糖以外の栄養素がなく(あるいは糖が栄養のほとんどを占める)、摂取してからの吸収が早いため、血糖値を急上昇させます
血糖値が急上昇するとインスリンが過剰に分泌され、血中の糖を必要以上に体内に取り込んでしまい、それによって血糖値が下がりすぎて低血糖に陥り、お腹が空いたりイライラが症状として出てきます。
主な食材:白砂糖・黒砂糖・はちみつ・てんさい糖 等
間接糖間接糖は糖の成分が少なく、食べ物として糖質だけでなくビタミンやミネラルなどの栄養が豊富で、 分解されながらゆっくり糖質が吸収される食物です。また吸収が緩やかである為、血糖値も緩やかに上昇します。
主な食材:玄米・さつまいも・いちご・オートミール 等
参考:とりたい糖とりたくない糖
らいおんくん

簡単にまとめると、「直接糖の食材を食べても栄養は糖しか摂れないけど、間接糖の食材は糖の他にもいろんな栄養がバランスよく摂れる」ってことなんだね!

直接糖の問題点

では、直接糖のなにが問題なのでしょうか?

先ほどの表にもまとめたように、

  • 血糖値を急激に上昇させること
  • そして、インスリンの大量分泌をまねき、必要以上の糖を吸収してしまうこと
  • 逆に血糖値の急激な減少を誘発し、
    空腹でないのにさらに食べてしまい、肥満などの生活習慣病につながってしまうこと

があげられます。

そしてこの負のループにおちいってしまうと、動脈硬化などのより深刻な病気につながっていってしまいます。

その時にはすでに糖の中毒状態になってしまい、自力で断つことは難しくなると言われています。

らいおんくん

糖質は三大栄養素といわれているくらいぼくたちにとって重要な栄養素だけど、それをなにから摂るのか、どんな影響があるのかをよく知っておくことが重要なんだね!

大事なのは知ったうえで自分が何を基準に選ぶか

では「砂糖やはちみつを摂ってはいけないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので補足すると、食品添加物にせよ直接糖にせよ完全に摂らないというのは現代においてはほとんど不可能だと言えます。

なぜなら、スーパーに売っている食品にも外国から輸入されてくる食材にもほとんどすべてに食品添加物や直接糖が含まれているからです。

「ではどうすればいいの?」という声も聞こえてきそうなので、筆者の考えをお伝えすると、
知って、理解したうえで、自分たちの食生活を振り返り、少しでも身体に悪いものを入れない回数を増やす」ということです。

例えば、「砂糖は果糖ブドウ液糖を使用したものや栄養をすべてそぎ落とした白砂糖は使わず、少しでも栄養があり、使用量も減らせる純粋なはちみつに変えよう」、「昨日はコンビニで済ませてしまったから、今日は食材を買ってきて自分で作ろう」など、少しでも意識を変えることが重要だと考えています!

農薬や抗生物質問題について

では次に、近年問題になってきている農薬や抗生物質の問題について触れていきます。

実は日本は農薬使用の制限が世界でワースト1.2を争うほど農薬を使用している国であることを知っていますか?

詳しくはこちらの記事が参考になりますのであわせてご覧ください。

つまり、国産は安全だ!という盲信は危険な考えになっているとさえ言えます。

参考例としてミツバチの例をあげていますので、一緒に考えていきましょう!

ミツバチだけでなく生態系にも害をもたらすネオニコチノイド系の農薬

ここでは、ミツバチに関係が深いとされる農薬の問題について解説していきます。

現在、世界中でミツバチの数が減少しており、その要因としていくつかの問題があげられています。

移動養蜂作物を求めて各地を渡り歩くため、環境の変化に耐えられなくなり巣が崩壊する
地域競争商業用花粉媒介者により、病気の危険性が高まる
行き過ぎた繁殖技術より多くはちみつを集め、病気になりにくい種のみを残すことで遺伝的多様性が失われている
巨大な農業広大な敷地で1種類の作物だけを栽培するため、開墾のためにもともと生息していた様々な生き物たちがいなくなってしまった
農薬散布生態系や人間の健康にも恐ろしい害をもたらしていると言われている
ミツバチ減少の要因

農薬散布問題の中で、ミツバチに特に深刻な影響を与えていると言われているのが、「ネオニコチノイド系農薬」です。

ネオニコチノイド系農薬の特徴と影響は以下の通りです。

ネオニコチノイド系農薬の特徴として、神経毒性浸透性残留性の3つがあげられます。
昆虫に対する強い神経毒性は、ターゲットとなる害虫以外にも益虫を含む多くの昆虫を殺したり、生存が困難になるような障害を負わせたりしてしまいます。また水に溶けることで、水を介して周辺の草木や地下水に入り込み、殺虫剤を使用していない地域へも広がる危険があります。そして、一度使われると土壌や水の中に長く留まり蓄積していくため、低濃度のネオニコチノイド系農薬に長時間曝された昆虫類が異常行動を起こすなど、生態系に大きな悪影響をもたらす可能性が指摘されています。

ネオニコチノイド系の農薬が市販され始めた当初、長期的な毒性やヒトを含む生態系への影響はほとんどわかっておらず、安全性が明確に示されないまま大量に使われてきました。

しかし、鳥類や哺乳類への影響に関する報告をはじめ、ヒトへの影響も徐々に明らかにされつつあります。ネオニコチノイド系の農薬散布と同時期に体調不良を訴える患者が急増したり、胎児が発達障害を起こしたりする危険を指摘する報告もあり、ネオニコチノイド系農薬は私たちにとっても身近な問題となってきました。

ネオニコチノイド系農薬問題とは?~情報・資料集~

実際にこの農薬が使われるようになってから、相次いでミツバチの大量死が発生しており、関連性は高いと言えます。

また、世界ではEU諸国を中心にさまざまな規制を強めていますが、日本ではまだまだ使用されており、その使用量も他国に比べて非常に多いのが現状です。

ミツバチの数が減るとどうなるのか?

ではこのまま農薬の使用量やミツバチの住処がなくなっている現状が解決されず、ミツバチが絶滅してしまうとどうなるのでしょうか?

実はかの有名なアインシュタインも危惧していると言われているように、ミツバチは花粉媒介生物として私たちの生活に密接に関係しているのです。

ミツバチがいなくなると4年で人類滅びる

byアルベルト・アインシュタイン

こちらの真偽は定かではありませんが、かの有名なアインシュタインが警鐘を鳴らすほどのことだぞ!という危機感を私たち消費者に持って欲しかったのではないかと思います。

つまり言いたいことは、ミツバチがもたらしているものは、はちみつやミツロウなどの直接的なものだけでなく、私たちが日頃食べている野菜や果物などの食材が実をつけるための花粉媒介者としての役割が大きいということです!

農家さんも農薬を使いたくて使っているわけではない

ここで、「こんなに問題があるなら農家の人たちが農薬を使うのを禁止したらいいじゃないか!」と思う方もいらっしゃると思います。

そして知っておいていただきたいのは、農家さんも農薬を使いたくて使っているわけではないということです!

これはどういうことかというと、問題は商品を選ぶ私たち消費者にもあるということです。

スーパーにはいつも当たり前に「サイズが同じ」で、「色も鮮やか」「虫食いもなく」「形もきれい」な野菜がたくさん並んでいるのは不思議ではありませんか?そしてそれらすべてが安く手に入る。逆にいうと、サイズが小さく」、「傷があり」、「虫食いの跡があり」、「不揃いな形をしている」野菜は誰も買いませんよね?これが農家さんが大量に農薬を使わなければならない原因なのです

つまり、上記の条件を満たさないとせっかく野菜を作っても売れず、生活することができません。

もちろん農薬を使う理由は、日本の温暖多湿な気候なども影響があるので一概には言えません。

しかし、私たちがあまりに潔癖になってしまっているのではないかというのも一つの要因ではないかと思います。

つまり、私たち消費者に必要なのは、本当にいい、自然の状態の野菜とはなんなのかを知ることだと考えています。

後継者不足と消費者の商品選びの変化

最後に、先ほどの野菜の選び方につながることでもあるのですが、私たち消費者の商品選びの基準が変わってしまったことが問題であると考えています。

前の章では野菜を例にあげていたので、本題のはちみつに話を戻して解説したいと思います。

現在のはちみつ国内生産割合と輸入状況

まずははちみつの国内生産割合と海外の輸入割合について見ていきましょう。

主な輸入先と割合をグラフにしましたので下記の表をご覧ください。

はちみつ輸入国別割合
2006年度はちみつ輸入国上位マップ(ミツバチの教科書内データを参考に筆者作成)
輸入国名輸入量国内消費量に占める割合
中国39,798トン90%
アルゼンチン2,057トン4.6%
カナダ338トン0.7%
ニュージーランド254トン0.5%
ハンガリー185トン0.4%
日本2,211トン5%
国内消費量に占めるはちみつ輸入量の割合(2006年データ)

こちらを見ると一目瞭然で、日本の現在の自給率は約5.6%と言われています。また、輸入先の約70%は中国からの輸入に頼っているというのが現状です。

これによって、日本では質の高いはちみつを生産しても生計が立たないことから、養蜂の担い手や後継者不足の問題などのさまざまな問題が生じでいます。

選ばれるのは安かろう悪かろうの商品たち

そしてスーパーなど、市販に並ぶはちみつや、加工食品に使用されているはちみつのほとんどが中国産のはちみつです。

中国産のはちみつすべてが品質が悪いというわけではないのですが、中国産のはちみつは諸外国からの輸入はちみつに比べて非常に安価で輸入されています。

これはなぜなのでしょうか?秘密はこちらの記事で解説しています。

スーパーに並んでいるはちみつも安価なものはほとんどが中国産のものです。

そして、私たちはこれらの商品を安い!と感じて安易に購入してしまうのです。

厳しいことを言うようですが、消費者が商品を選ぶ基準が安全や品質ではなく価格に大きく依存してしまっている状況は非常に危険であるといえます

前の章で野菜の選び方についても言及しましたが、はちみつに関してもまったく同じことが言えます。

重要なのは、私たちが「なぜその商品は安いのか?」、「どんな成分が含まれているのか?」についてちゃんと確認したうえで選択することです!

私たちはどうすればいいのか?

はちみつ選びで悩む女性

ここまではちみつとはちみつに関係するさまざまな問題について解説してきました。

簡単には受け入れられないような内容もあったかと思いますが、筆者としては一つの可能性として考える余地があることだと思っています。

正しい知識をもち、考えて選ぼう!

これらを踏まえた上で大切なことは、「知って、理解したうえで、自分たちの食生活を振り返り、少しでも身体に悪いものを入れない回数を増やす」ということです。

例えば、

  • 砂糖は果糖ブドウ液糖を使用したものや白砂糖は使わず、少しでも栄養があり使用量も減らせる純粋なはちみつに変えよう
  • 昨日はコンビニで済ませてしまったから、今日は食材を買ってきて自分で作ろう

など、自分で調べた情報をもとに、少しでも行動を見直してみることだと考えています。

すぐにできることとしては、

  • 一度購入したら何度でも使える調味料からまずは変えてみる
  • さまざまな知識を仕入れるために今まで読まなかった本を読んでみる

などが考えられます。

そして筆者も「段階的にまずは砂糖をやめてはちみつにしてみよう!」「自分が読んだことのなかったジャンルの本を読んでみよう」「少しでも知ったこと、学んだことを発信しよう!」と思い書き始めたのがこのブログです。

現在は、さまざまな発信の手段や情報収集の方法があります。

まずは自分の生活に取り入れてみることから一緒にはじめてみましょう!

安心して購入できるおすすめのはちみつ

最後に私が実際に使っているはちみつやオススメのはちみつについて紹介している記事をご紹介します。

はちみつを選ぶポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね!

まとめ:物事を一つの側面だけでなく、複数の側面からみるクセをつけよう!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?
今回の記事も筆者の視点から見た問題に対する一意見にすぎません。

一つの情報を情報をうのみにするのではなく、ご自身でも調べてみて、自分なりの基準をもてるようになると考えが大きく変わってくると思います!

  • はちみつも砂糖と同じ直接糖であり、過剰摂取は身体に悪い
  • ネオニコチノイド系農薬はミツバチにも人にも悪影響をもたらすと言われている
  • 農薬の使用量規制は日本は世界で1.2を争うほど緩く、ミツバチ現象の原因にもなっている。
  • 大切なのは私たち消費者がなにを基準に商品を選ぶのか

物事にはいい面悪い面両方があり、はちみつは健康効果も高い反面、デメリットもあります。

自分なりの基準をしっかりともち、はちみつを有効活用していきましょう!

はちみつのデメリットに関するQ&A

はちみつって体に悪いの?

はちみつも砂糖などと同じ糖なので、過剰摂取は体に毒です

はちみつにはどんなデメリットがあるの?

抗生物質や残留農薬、栄養のないはちみつの流通などさまざまな問題があります

大切なのは正しい知識を持つこと

私自身、人から、本から多くのことを学び、価値観が180°ガラッと変わった経験があります。

『選択肢は一つではない』ということを知ることで、選択の基準や新たな学びのきっかけになれたら幸いです!

こうして情報発信をすることで一人でも多くに人に知ること・学ぶことのきっかけを作ってもらえるように記事を書いていきますので、よかったら他の記事も見て見てください!

それではまたお会いましょう!

参考文献・記事

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この記事の作成者profile

新卒で入社した会社で、はちみつカフェの運営・飲食店の立ち上げを経験。はちみつの知識だけでなく、集客やグルメサイト改善などのマーケティング知識を学び、養蜂園との業務提携や商品開発等を行った。
年間100冊以上本を読む読書好き。
人生のモットーは『自由とゆとりが人生の選択肢を増やす』

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