「砂糖の摂りすぎは体に良くない」という話はみなさんどこかで一度は耳にしたことがあると思います。
では砂糖の代用としてはちみつを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか?
実は砂糖をはちみつに変えることで風邪予防や腸内環境を整える効果も期待できます!
なぜはちみつが多くの健康効果をもたらすのかというと、はちみつには150種類以上の栄養素が含まれており、それぞれの栄養成分が体の各部位で効果を発揮するからなのです!
この記事では、はちみつと砂糖の違いをカロリーや糖質・栄養などのさまざまな観点から比較し、解説します。
それでは、今回も一緒に学んでいきましょう!
砂糖とはちみつの違いは栄養・健康効果・カロリー・味わいの4つ
はちみつと砂糖の大きな違いとして次の4つがあげられます。
はちみつ | 砂糖 | |
栄養素 | 150種類以上の豊富な栄養成分 | 主に炭水化物 |
健康効果 | 風邪予防や整腸効果が期待できる | 料理に甘みを付けれる |
カロリー | 100g当たり294キロカロリー | 100g当たり387キロカロリー |
味わい・香り | 蜜源植物となる花の自然の甘み・香り | 精製された糖としてのシンプルな甘み |
それぞれ解説します。
違いその1:はちみつには豊富な栄養素が含まれる
はちみつには約150種類以上の栄養素が含まれており、特にエネルギー源としての糖質、栄養の吸収を助けるビタミンB群が豊富です。
一方で砂糖は純粋な糖のみを抽出したものであるため、糖以外の成分は含まれていません。
はちみつに含まれる代表的な栄養素は下表の通りです。
糖類 | ブドウ糖や果糖など、エネルギーの源になる成分 |
ビタミンB群 | はちみつはこのビタミンB群の成分が群をぬいて良質とされる |
ミネラル | カルシウムやカリウムなど27種類のミネラル分 |
アミノ酸 | ロイシンやアラニンなどの必須アミノ酸と呼ばれる成分22種類 |
有機酸 | クエン酸やオリゴ糖などのはちみつ特有の成分10種類以上 |
この中で特徴的な栄養素をあげると、
例えば、ビタミンには少量で効く活性型と大量に必要な不活性型があり、はちみつに含まれるビタミンの92%が活性型という驚きの数値を叩き出しています!
これは、他の食材では見られない、はちみつだけが持つ特徴なんです。
ここで少しビタミンの活性型について補足します。食品から摂ったビタミンB群はそのまますぐには働けません。
いったんからだの中で働ける形(活性型)に変えられてから、やっと働けるようになります。
ビタミンB群 – オーソモレキュラー栄養医学研究所
ビタミンB群は、代謝ビタミンとよばれ、私たちが生きるための源であるエネルギーをつくるのに必須の栄養素なんだよ!
違いその2:はちみつは高い健康効果・効能をもたらす
はちみつがもたらす健康への効果は大きく4つあります。
- 高いエネルギー効率による疲労回復効果
- 美容・ダイエット効果
- オリゴ糖による整腸効果
- 抗菌・殺菌効果による風邪予防
効能1- 高いエネルギー効率による疲労回復効果
スポーツや仕事などの疲労のたまる作業にはちみつは非常に効果的です。
なぜならはちみつには、エネルギーの素になるブドウ糖や果糖といった接種してすぐにエネルギーになる単糖類が豊富に含まれているからです。
これによって運動時だけでなく、体が弱っている病気の時にもはちみつは大活躍します!
効能2- 美容・ダイエット効果
はちみつのもつ高い保湿・殺菌効果によって、肌を健康的な状態に保ちます。
美容化粧品やシャンプー、マウスウォッシュなどの日用品にもはちみつは美容成分として配合されるほどその美容効果が期待されています。
また、砂糖に比べてカロリー量が低く、砂糖と同じ量のはちみつを使用してもカロリー量としては低いため、毎日摂取する砂糖をはちみつに変えるだけでもダイエット効果が期待できます。
効能3- オリゴ糖による整腸効果
オリゴ糖ははちみつの糖質が体内の消化酵素で分解された時に作られる栄養素で、腸の調子を整える整腸効果が期待できます。
腸は体内の健康を司っていると言われるほど重要な器官であり、消化吸収をはじめ、ホルモンの分泌などのさまざまな重要な役割を担っています。
腸が整うことで、体の内側から美容・ダイエット効果も期待できるため、はちみつは体の内側からもキレイにしてくれるといえます。
効能4- 抗菌・殺菌効果による風邪予防
はちみつは高い殺菌効果を持っており、摂取する際に鼻やのどに潤いと殺菌効果をもたらしてくれます。
そのため、のど飴や歯磨き粉などの日用品に配合されており、高い効果が期待できます。
中でもマヌカハニーは特に高い殺菌効果を持つはちみつとして有名で、高値で取引されているんだよ!
二日酔い予防にも効果的
他にもはちみつには肝臓の機能を高める効果もあり、二日酔い予防にも効果が期待できます。
はちみつの健康効果は豊富に含まれる栄養素からもたらされるよ!
違いその3:砂糖と比べて低カロリー・低糖質
はちみつの特徴として、砂糖に比べて水分量が多いため、全体としてのカロリー量が少ないことがあげられます。
これによって、同量の砂糖と比べてもカロリー量・糖質量が少なく、健康的です。
さらに、さまざまな種類の栄養素が含まれていることで、味わいが複雑になり、砂糖に比べて甘みを感じやすいという特徴も持っています。
違いその4:天然の花みつの優しい香りと味わい
はちみつの味わいは集めてくる蜜源植物によって変わります。
例えばみかんの花から蜜を集めれば、みかんのような柑橘系の爽やかな香り・味わいのはちみつとなります。
他にも複数の花みつから集めれば、百花蜜というさまざまな花の香り・味わいがブレンドされた濃厚なはちみつとなります。
はちみつ全体の味わいの特徴としては、優しい甘み、花の香りが鼻から抜けるようなフローラルさが特徴です。
はちみつも砂糖も同じ糖質であるので摂りすぎは禁物
はちみつは砂糖に比べて多くの栄養素を含み、高い健康効果をもたらしてくれます。
しかし、その甘さの元になっているのは糖質であり、砂糖と同様に摂りすぎると血糖値の上昇や、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
ただ、はちみつはその甘さやカロリーの特徴から、砂糖に比べて少ない量で甘みを感じることができるため摂りすぎる危険性は低くなります。上手にはちみつを活用して美味しく健康な生活を目指しましょう!
まとめ:健康効果の高いはちみつを毎日の生活に取り入れよう!
いかがだったでしょうか?
はちみつと砂糖の違いはその栄養素の豊富さや、カロリー量などさまざまですが、砂糖に比べて多くのメリットを持っているのがはちみつなのです。
しかし、はちみつはあくまで一つの食材にすぎず、砂糖と同じ糖類です。
基本は正しい食事バランスを心がけ、そこに栄養を補足するイメージで取り入れることをおすすめします!
- 砂糖とはちみつの違いは栄養・健康効果・カロリー・味わいの4つ
- はちみつには約150種類以上の栄養素が含まれている
- 料理などに砂糖の代用として使用する場合には砂糖の3分の2ほどの分量
- はちみつも砂糖も同じ糖質であるので摂りすぎは禁物
はちみつだけでなく、商品選びの際にはよく確認することが非常に大切です。
自分なりの基準をしっかりともち、はちみつを有効活用していきましょう!
砂糖とはちみつの違いに関するQ&A
大切なのは正しい知識を持つこと
私自身、人から、本から多くのことを学び、価値観が180°ガラッと変わった経験があります。
『選択肢は一つではない』ということを知ることで、選択の基準や新たな学びのきっかけになれたら幸いです!
こうして情報発信をすることで一人でも多くに人に知ること・学ぶことのきっかけを作ってもらえるように記事を書いていきますので、よかったら他の記事も見て見てください!
それではまたお会いましょう!
参考文献・記事
新卒で入社した会社で、はちみつカフェの運営・飲食店の立ち上げを経験。はちみつの知識だけでなく、集客やグルメサイト改善などのマーケティング知識を学び、養蜂園との業務提携や商品開発等を行った。
年間100冊以上本を読む読書好き。
人生のモットーは『自由とゆとりが人生の選択肢を増やす』